標準的な施用量では、石灰窒素20kg/10aを稲わらの上から散布します。散布後、稲わら、石灰窒素、土壌が触れるように浅めに耕うんしてください。
石灰窒素は、窒素成分を20%程度含み、石灰窒素20kg/10aの施用は窒素約4kg/10aに相当します。この程度の窒素量ならば、翌春までの稲わら腐熟時に取り込まれるため、基肥窒素の調整を行わずともよい場合が多いですが、基肥窒素の調整は原則不要ですが、品種や土壌条件により過剰生育や倒伏の恐れがある場合や食味の低下が懸念される場合は、石灰窒素の施用量を10~20kg/10aの範囲で減らすか、または基肥窒素量を1kg/10a程度減肥するなどの調整を行ってください。